12/1 (日) 5:16
牛よりも、豚よりも、鶏よりも、羊が好き
大阪梅田の曽根崎付近に「羊とビール」という店がある。 羊肉と、大阪の地ビールが売りの店で、 ここの羊を食べて、生まれて初めて、 羊が美味しいと思った。 今では、牛よりも、豚よりも、鶏よりも、羊が好き。 かなり前に、ジンギスカンブームがあったが、 あの時代のジンギスカンは、微妙だった。 しかし、最近は輸送時間が短くなったり、 冷やす技術が上がったりして、 美味しい状態で、運ばれる羊が増えた。 だから、羊肉が不味いと思ってる人は、 美味しい店の羊を食べてみてほしい。 ほんまに美味しいから。 料理研究のために、一杯600円のラーメン屋から、 パリの一流ホテルの料理長が経営する高級フレンチまで… ありとあらゆる料理を、食べ歩いた私が言うのだから、間違いない。 そないなこと言うても、近くに羊が食べられる店がないがな…って言う人は、 サイゼリアの羊肉もおすすめ! 「アロスティチーニ」というメニューで、 羊串2本に、スパイスがついて、 お値段、なんと400円!!! ↑夢のジャパネットたかた風。 あまりにも人気すぎて、生産が追いつかず、 販売停止になった歴史もあるほど。 サイゼリアは、あれだけ安いのに、 グルメな私を唸らせるほど美味しいから、 バカにできない。 少し前に「初デートでサイゼリアってどうなん?」ってツイートした女子が炎上してたけど… サイゼ、なめんなよ。。。 サイゼは、大手であることの強みを活かして、独自の仕入れルートを持ってたりするから、 個人経営のイタリアンよりも、質の高い食材を入手しやすい。 だから、あの値段で、美味しいものが提供できる。 サイゼリアで羊が食べられるなんて、良い時代に生まれたわ。
枢木レイ メール11/30 (土) 7:28
読書感想文「ブラックボックス」
ブラックボックスは、Uber eatsのような、 不安的な雇用環境で働く三十路前の男の話。 作品紹介を読んだ時は、社会派の作品かと思ったが、 読んでみると、意外な発見があった。 それは、テストステロン(男性ホルモン)の暴力性だ。 女性が、女性ホルモンに左右されるのは有名な話だ。 生理前になると「触らぬ神に祟りなし」と言わんばかりのオーラを放つ女性がいたりする。 しかし、男性もテストステロンに影響されるようだ。 刑務所にいる男性のテストステロン濃度は、 シャバにいる男性よりも高いというデータがある。 実刑者の男女比が、9:1であることも、 男らしさが、犯罪と因果関係があることを証明している。 ブラックボックスでは、テストステロンに支配される男の心の動きを、巧みに表現していて、 「男も生きづらいんだな」と感じた。 一般に、女性の方が生きづらいと言われる世の中だが、 女性の生きづらさは、可視化されている。 つまり「女は辛いもの」という大前提があるのだ。 だから、女性の苦しみは共有されやすい。 しかし、男性の生きづらさは、分かりにくい。 ましてや「男は泣くな」などと言われ、 自分の感情に、蓋をしている人が多い傾向にある。 だから、男性の苦しみは見えない。 もう少しだけ、男の人に優しくしてもいいかもって思ったわ。 普段、男性作家さんの純文学は、 あまり読まないのだが、 今回は、たまたま書店で気になったので、買ってみた。 書店は、Amazonにはない出会いがあるから面白い。 Amazonは、読みたい本を買うために使うが、 書店は、今、読みたい本はないけど、 活字に触れたい気分の時に、ふらっと立ち寄れるからいい。 しかも、そういう出会い方をした本ほど、 身になる本が多い。 最近は、ネット書店によって、リアル店舗が減り、 書店が1店舗もない「無書店自治体」は、 27.7%、1店舗以下の自治体が、47.4%にも上るという。 私は、1日1冊は読むレベルで、本が好きだから、リアル店舗がなくなるのは寂しい。 近所の店が潰れないためにも、課金しとかないとな。
枢木レイ メール11/29 (金) 20:36
Uber配達員が恐れる人気車種の正体
Uberの配達員は、煽り運転を受けることも少なくはない。 だから、やばそうな車を見つけたら、距離を置く。 これは私独自の経験によるものだが、 アルファードとハイエースには、変なドライバーが多いから、 アルファードとハイエースには近寄らない。 こんなことを言えば、アルファード乗りや、 ハイエース乗りに失礼だけど、 煽られた率が一番高い車種なのよ。 ちなみに、私は、110ccのスーパーカブで配達をしていた。 アルファードは、高級ミニバンというジャンルの車だ。 吊るしモデルでも540万円、フルチューンで800万以上する。 にもかかわらず、若者でも、乗っている人が多くて、 不況なのに、景気のいい若者もいるんだなと思っていた。 30代でも、年収の中央値は400万そこそこだからね。 しかし、最近になって、このカラクリが理解できた。 恐らく、残価設定ローン(以下、残クレ)という買い方で、買っているのだろう。 従来のローンは、車体価格を返済月数で、割って支払う。 120万円のものを5年で買うなら、1ヶ月2万円。 ここに、利子がつく。 一方、残クレは、車両価格から、 予想査定額を差し引いた額だけを支払う買い方だ。 例えば、120万円の商品があって、 この商品の5年後の予想査定額は60万円だったとする。 120万円から、60万円を差し引いた60万円を、 5年分割で払うことになり、月の返済額が約1万円になる。 5年乗った後は、残りの金額を払って、買っても良いし、 車を返して、新車に乗り換えても良い。 しかし、残クレは、車の中でタバコを吸うなどして、状態が悪かったりすると、 設定した残価を下回って、差額を支払うことになる。 アルファードは人気車種なので、査定金額が高く、 銀行が、お金を貸しやすい。 結果、アルファードは、低所得者でも、 手に入りやすい車となり、購入者層が多様化した。 良い車だとは思うけど、配達員時代の苦い思い出があるから、 アルファードには、良いイメージがない。 ついでに、DQN気質な母親が、 アルファードに形が似ているヤン車に乗っていたので、 あのゴツい車体を見ると、DQNだなって思ってしまう。 ※DQN=非常識で軽率で反社会的なヤベェ奴を意味するネットスラング。 ※ヤン車=ヤンキーが乗ってそうな車の略。 車で見栄を張ろうとするところが、DQNらしい。 もっと言えば、私は独身なので、 車なんて、2人も乗れれば上等だ。 だったら、バイクでいいと思い、 いちびって、中型二輪免許(しかもMT)を取ったが、 都会住みだから、付近に駐輪場がなく、 でかいバイクを買うのは、断念した。 ※いちびる=調子に乗るを意味する関西弁。 車を買うなら、事故っても、死ににくい頑丈な車がいいかな。 安全に勝るものはない。
枢木レイ メール11/28 (木) 9:00
世界一不謹慎なゲーム
その名も、Plague Inc. 日本語に訳すと、伝染病株式会社。 英国出身のインディーズゲームなので、 私が、このゲームを買った時は、 英語でしかプレイできなかった。 今は、日本語にも対応して、英語が苦手な日本人も遊べるようになってる。 このゲームは、病原体になって、人類を滅亡させるゲームだ。 病原菌には、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など、様々な種類の病原がある。 プレイヤーは、好みの病原を選んで、 世界中に伝搬させ、全人類が滅べば勝利。 しかし、人間も馬鹿じゃない。 病原に抗うため、空港を封鎖したり、 特効薬を開発したりする。 このゲームを、コロナ禍にプレイする背徳感が癖になって、めっちゃハマってた時期がある。 …スマホゲームなんて、滅多にしないのにね。 医学用語ばかりで、難しいゲームに見えるけど、クリア自体は難しくない。 感染者や死者が増えると、DNAポイントが付与され、 そのポイントで、病原菌を進化させることができる。 例えば、感染を広げるために、 鳥類を媒介して伝搬するようにしたり、 寒い地域でも広がるように、低温耐性をつけたり… 咳の症状で、感染力が上がったり、 不眠やパラノイアなどの精神症状で、 CUREの開発が遅れたりするのも面白い。 最後の最後には「日本政府が崩壊」などのメッセージが流れ、 静かに人類だけが消えていく。 そして、最後の1人が死んだら、クリアだ。 なんと、不謹慎なゲームだろうか! しかし、人の殺し方を知れば、生かし方も分かるはず。 シミュレーションではあるが、 疫学の初歩を学ぶツールとしては、優秀だと思う。
枢木レイ メール11/27 (水) 6:00
憧れの車
なんとなく、気になったシルビアという車のカプセルトイ。 シルビアとは、90年代に流行ったスポーツタイプの車。 排気量が2L近くなのに、2人しか乗れないところが好(ハオ)。 世代が世代なので、実物を見たことはないが、憧れの車だ。 U-NEXTで、頭文字Dを見たり、 幼稚園の頃にハマっていたレトロゲーム「峠マックス」をプレイしたりして、 シルビアが好きになった。 馬力がすごいのに、コンパクトにまとめられていて、 猫のように、滑らかな曲線を描く車体に、美しさを感じる。 あれほど造形美が洗練された車はないと思う。 今の時代は、何かと効率化の時代で、 デカいのに、2人しか乗れない車は敬遠される風潮にある。 しかし、私は、あえて2人しか乗れない車に、 文化的な余裕を感じる。 効率化の時代では、無駄のなさが求められるけど、 それは、本当に無駄なのだろうか? 例えば、私は、RPGの中でも、寄り道要素が好きなのよ。 序盤から、資金調達という名目で、賭場に入り浸ったり、 ストーリーに関係のないサブストーリー攻略に、何時間もかけたり… 確かに、人生を効率よく生きようと思えば、 何一つ寄り道をせず、勉強だけして、 いい大学に行って、そこそこの企業に就職すればいい。 でも、私は、そんな人生に疑問を感じていた。 仕事に忙殺されて、休日は寝るだけ。 そんな生活に疑問を持っていたから、 高校生の時から、独学で、ITや経営を学び、フリーで様々な仕事を請け負っている。 おかげで、確定申告は大変だが、 比較的、余裕のある生活は送れている。 その気になれば、1ヶ月、休んで、 海外旅行に行くこともできる。 ま、うちには猫がいるから、旅行は1泊が限界なのだけれども。 少なくとも、1日2冊くらいの本を読む余裕がある。 私は、その余裕が好きだ。 シルビアには、人生の無駄を楽しむ余裕がある。 私は、無駄の詰まったシルビアが大好きだ。
枢木レイ メール